赤帽基盤部


*本記事は「Red Hat Enterprise Linux Blog」に掲載された記事を翻訳したものです
原著:「Why is Indirect Integration Better?
執筆:Dmitri Pal
翻訳:ソリューションアーキテクト 森若 和雄

昨年の記事で(訳注: この記事のオリジナルは2016年3月、参照先の記事のオリジナルは2015年5月に執筆されたものです)、Active Directoryとの直接および間接統合のオプションについて紹介しました。しかし、はっきりとどちらかを勧めるということはしていませんでした。間接統合は中間のサーバーが必要となり、これを管理する必要が生じるため、単にオーバーヘッドとみなすお客様もいます。実際にそのコストは発生し、オーバーヘッドは実在します。しかしそれでも私達は、直接統合よりも間接統合を推奨しています。……なぜでしょうか?

直接統合にともなうオーバーヘッドとコストは隠れていたり、しばしば無視されたりします。小さくはじめて時間と労力を節約するつもりで、目の前のゴールをすぐ達成しようとして直接統合に投資するものの、将来どのように規模が拡大していくかを考えていない企業もあります。

私のアドバイスは「”あとで考える”というアプローチは避けよう」というものです。直接統合は複雑になりやすく、高いメンテナンスコストがかかるようになります。過去の記事で触れたように、直接統合のソリューションはそれほど複雑ではなく、移行にコストがかからない小さな環境(システムが数ダース程度まで)には向いています。しかし、システムが増加すると管理が困難になってきます。

間接統合または信頼関係によるアプローチへの反対意見を聞くことはあります。会社のポリシーや政治的な理由で、間接統合を進めることが容易ではない場合もあるでしょう。しかし、これはきちんと主張するに値する問題です。事前に計画しましょう。将来にむけて計画し、競争力と変化への対応力を維持していくことが重要です。