赤帽基盤部


2017年12月13日(米国時間)、Red Hatでは10番目となる「Red Hat OpenStack Platform 12(以下、RHOSP 12)」がリリースされました。RHOSP 12は2017年8月にコミュニティからリリースされたPikeをベースにしています。

RHOSP 12は、RHOSP 10から導入されたRHOSPライフサイクルでのショートライフのバージョンにあたります。ショートライフバージョンでは、サポートは運用フェーズ 1をスキップして運用フェーズ 2から始まり、12カ月間のサポートが提供されます。延長ライフサポートは提供されません。(Red Hat OpenStack Platform のライフサイクル参照)

RHOSP Lifecycle

ユーザーは目的に合わせてロングライフバージョンとショートライフバージョンのいずれかを選択することになりますが、選択する際の判断要素の例としては以下のような項目が考えられます。

Red Hat OpenStack Platform 12 のトピック

  • OpenStack各種サービスのコンテナー化
  • CinderとGlance間におけるボリュームのアップロード/ダウンロードのサポート
  • ストレージのQoSに対する細かなI/Oリミットをサポート
  • Open vSwitch 2.7とDPDK 16.11を採用してNFV環境向けにさらなる速度向上を実現
  • directorでのカスタムネットワークのサポート
  • IBM POWER8アーキテクチャ(ppc64le)をTech Previewでサポート

Red Hat OpenStack Platformの今後

今回のRHOSP 12はライフサイクルの観点からすると、ショートライフであり、ロングライフのRHOSP 13が次に控えているため懸念される方も多いかと思います。しかしながら、アップグレードの仕組みは継続的に改善されており、目的に応じて、新機能が導入されたOpenStackまたは安定したOpenStackのいずれかをユーザーは選ぶことが可能となっています。

コミュニティ版OpenStackはすでに次のリリースのQueensに向けて動いており、我々もRHOSP 13、14へのバージョンアップを視野に入れております。今後はインフラ環境にも継続的インテグレーションが必要になってくると思われます。

もし、バージョンや導入にお悩みの場合は、レッドハッドへご相談いただければと思います。

レッドハット・エバンジェリスト・プロフィール

平 初

平 初

レッドハット株式会社 クラウドエバンジェリスト
商社系システムインテグレーター、外資系ハードウェアベンダーを経て、現在、レッドハット株式会社にてクラウドエバンジェリストとして活躍。・・・
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