セミナーレポート

Red HatCertified Professional Day 2016

  • 講演資料ダウンロード
  • 参加者の声1 フィデリティ証券株式会社 和田直貴氏
  • 参加者の声2 ソフトバンク株式会社 野口昌利氏

人の動きが激しいIT業界で生き残っていく上で
業界標準となりつつあるOSSを使えるのは強力な武器になる!

セミナーイメージ

2016年1月22日、レッドハット認定資格(Red Hat Certified Professional:RHCP)取得者の方を対象とした「Red Hat Certified Professional Day 2016(以下、RHCP Day)」が東京・恵比寿のレッドハット本社にて開催された。当日は約70名のエンジニアの方にご参加いただき、レッドハットからOSS関連の最新トレンドとOpenStack/Docker/OpenShiftの解説をさせていただくと共に、日本マイクロソフトからも講師を招き、MicrosoftとRed Hatの業務提携のポイントについてご紹介した。ここではその概要をお届けする。

開催概要はこちら≫

今注目を集めている“bitcoin界隈”も
完全にOSSだけで作られている

水橋久人
レッドハット株式会社 サービス事業統括本部 本部長
水橋久人

 冒頭挨拶に立ったレッドハット サービス事業統括本部 本部長の水橋久人は「RHCPを取得された方のメリットは、様々なテクノロジーに関する知識やノウハウを獲得できるということです」と口を開き、「それがその方の会社内、さらにはグループ全体におけるエンジニアとしての存在感の向上に大きく繋がっていきます」とRHCP取得のメリットを強調した。

 「現在RHCP Dayは年に1回の開催ですが、今後2回、3回と開催できるように、既にRHCPを取得された皆様、これから取得を考えられている皆様をさらにご支援していきたいと考えています」(水橋)。

 続いて登壇したレッドハット サービス事業統括本部 ソリューションアーキテクト部 部長の藤田稜は『OSS Market Momentum(=情勢、勢い)』をテーマに講演を行い、2015年に注目されたテクノロジーとして、ブロックチェーン、Spark、機械学習(Machine Learning)、OpenStack/Dockerの4項目を挙げた。この中で特に藤田が焦点を当てたのが、ブロックチェーンだ。

藤田稜
レッドハット株式会社 サービス事業統括本部 ソリューションアーキテクト部 部長 藤田稜

 さらに藤田は、ユーザーがブロックチェーンやBitcoinを理解する妨げになっている要因として、言葉の定義のややこしさを指摘した。

 「ブロックチェーンは、仮想通貨であるBitcoinを実装するために作られたトランザクション履歴を記録するための分散型データベースで、元々はP2Pのネットワークでトランザクションをやり取りするための仕組みです。ただしブロックチェーンはBitcoin専用のテクノロジーではなく、色んな場面にも応用できるもので、その意味では少しややこしいですが、ブロックチェーンを利用したアプリケーションの一例がBitcoinだという関係でもあります」(藤田)。

「まずビットコインについて、頭だけ大文字でBitcoinと表記されている場合には仮想通貨そのものを指しますが、全て小文字でbitcoinと表記されている場合は、bitcoinというプロトコルと取引ネットワークを意味するものです。またブロックチェーンにも2つの意味があり、英語表記としてはいずれもblockchainですが、1つは分散型データベースの実装方式を指すもの、もう1つがBitcoinで利用されているブロックチェーンのネットワークそのものを指すものです。つまりブロックチェーンについては、固有名詞と一般名詞が同じblockchainという記述で表わされているのです。ネット上で書かれている記事には、このビットコインとブロックチェーンの各々の意味の使い分けができていないものが多々あるので注意が必要です」(藤田)。

 そしてbitcoin(=プロトコル)を実装したOSSのプログラムが、bitcoindだ。

 「bitcoindは、LinuxやOS X、Windowsで動作するデーモンですが、bitcoin界隈も完全にOSSだけで作られています。また分散型データベースの実装方式としてのブロックチェーンで使われているテクノロジーは、ハッシュ関数や公開鍵暗号方式などレッドハットのトレーニングコースでSSLやsshを学ぶ時に出てくる話をちょっと複雑に組み合わせただけで、皆さんにとってはそれほど難しいものではありません」(藤田)。

  • 講演資料ダウンロード
  • 参加者の声1 フィデリティ証券株式会社 和田直貴氏
  • 参加者の声2 ソフトバンク株式会社 野口昌利氏