最新レポート


レッドハットのOpenStackは、最新版のIcehouseとRed Hat Enterprise Linuxを組み合わせ、エンタープライズ向けに最適化されたものだ。

サポートライフサイクルは3年に拡張

2014年7月、Red HatのOpenStackディストリビューションとして3世代目にあたるRed Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 5が提供開始された。
Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform(以下RHEL-OSP)は、エンタープライズでの先進的なユーザーや通信事業者、インターネットサービスプロバイダ(ISP)等での利用を想定したエンタープライズ向けOpenStackだ。
RHEL-OSPの中身は、最新版となるIcehouse版のOpenStackと、エンタープライズ市場をリードするRed Hat Enterprise Linuxを組み合わせて、最適化している。
2013年7月に提供した初代のRHEL-OSPのサポートライフサイクルは6カ月、2世代目は18カ月、そして3世代目では3年まで確実に延ばしてきた。これは、中期的な安定運用を望むエンタープライズでのニーズに応えようとしていることの表れだ。
Red Hatは、アップストリームでのOpenStackの開発でもトップの貢献をしてきている(下表参照)。

report17-1-img03

この中でも特筆すべきはクローズチケット数(=実質的なバグフィックス数)であり、新機能の開発(全体のコミット数)だけではなく、品質の向上、という点で大きく貢献している(下表参照)。

report17-1-img01

report17-1-img02

Red Hatがコミュニティでの開発、品質向上を牽引することに加えて、エンタープライズ向けのライフサイクルを提供することで、一部のテクノロジー企業だけが利用できたとも言えるOpenStackを、エンタープライズでも利用可能となるよう推進している。